CONNECT

何も持ち帰らなかったのに、また来ようと思った。——社会人の放課後

交流会、行ってみたことありますか。

名刺を準備して、自己紹介を頭の中で練習して、誰かに話しかけるタイミングをうかがいながら——終わったあと、どっと疲れる。

「楽しかったはずなのに、なんだか消耗した」。そんな感覚、覚えがありませんか。

人と会うのは好きなのに、「交流会」というフォーマットになるとどこか構えてしまう。成果を出さなきゃいけない空気。何かを持ち帰らなきゃいけない空気。その重さに、少しずつ疲れてきた。

でも本当に求めているのは、そういうことじゃないかもしれない。

「放課後」という発想

学生の頃を思い出してほしいのですが。

放課後って、別に何もしなくてよかった。部活があっても、帰り道に誰かと話しながら歩くだけでも、それはそれで、大事な時間だった。

「今日の放課後、何した?」
「特に何も。でも楽しかった。」

そんな時間が、社会人になってから減ってはいませんか。

社会人の放課後イベントとは

「放課後」をコンセプトにした交流の場が、いま各地に増えています。

名刺を配る場でも、売り込みをする場でもない。仕事の話をしてもいいし、しなくてもいい。最近考えていること、趣味の話、今日の晩ごはんでもいい。

ただ、気の合う人たちがゆるく集まって、話す。それだけの場所です。

月1回の定期開催が多く、顔ぶれが少しずつ重なっていく。最初は話したことがなかった人が、3回目にはなんとなく知っている人になっている。その感覚が、放課後です。

こんなとき、行ってみてほしい

営業目的の交流会に疲れてしまった人。
つながりを作りたいけど、どこから動けばいいかわからない人。
週末に、丸一日つぶすほどではないけど、誰かと話したい人。
「何かを得に行く」より、「ここにいてもいい」と思える場所を探している人。

年齢も職種も関係ない。初めてでも、一人でも、大丈夫です。

今は点でも、いつか線になる

関係って、その日のうちに完結することばかりじゃない。

ある日ふと、「そういえばあのとき話した人、こういうことが得意って言ってたな」と思い出して連絡が来る。何ヶ月も経ってから、一緒に何かを始めることになる。そういうことが、案外この世界では多い。

ガツガツした場から、そういう関係は生まれにくい。余白のある場所から、自然に育っていくものだったりします。

最後に

当時の放課後は、目的がなくていい時間でした。

でもそこで起きたことが、意外と今の自分を作っていたりする。

「社会人の放課後」は、そういう場所です。気負わず、ふらっと。今すぐ何かを得ようとしなくていい。ただ、いい時間を過ごしてほしいと思っています。


運営|和田
福岡を拠点に、交流会・キャリアイベント・地域活動を企画・運営。
「肩書きより、人と人の自然なつながり」を大切に、月1回の定期イベントを開催中。

この記事をシェアする